DANCER'S COLUM
2025-12-23
ep.3 the Nutcraker
もうすぐクリスマス。
欧米ではクリスマスに『くるみ割り人形』を観に行く習慣があります。

「くるみ割り人形」のストーリーは、元々は1816作に発表されたE.T.A.ホフマンの短編小説「くるみ割り人形とねずみの王様」に基づいています。この物語では、クリスマスの夜に少女マリーがくるみ割り人形を手に入れ、夢の中で冒険が繰り広げられます。ホフマンの原作はダークで幻想的な要素が強く、キャラクターやテーマも複雑です。
一方、チャイコフスキーのバレエ版は、ストーリーが大幅に簡略化され、よりファンタジックで視覚的に美しいものとなっています。特に、音楽や舞台美術に重点が置かれ、キャラクターの関係やストーリー展開が明確に描かれています。
現在のバレエ版では、クリスマスパーティーやマリーの夢の冒険が中心で、登場するキャラクターたちやダンスシーンが強調され、観客に親しみやすい形になっています。全体として、オリジナルのダークな要素は薄れ、より楽しいおとぎ話としてのエンターテイメント作品になっています
「くるみ割り人形」は1892年にサンクトペテルブルクで初演されました。チャイコフスキーの音楽とマリウス・プティパの振付によって創作されました。初演時(1892年)には主役の名前は「マリー」でしたが、NYのアメリカンバレエシアターの上演で「クララ」という名前が広がりこの名前が定着しました。

くるみ割り人形の音楽は聞いていてワクワクし、クリスマスを一層盛り上げてくれます。
是非いつかクリスマスにクラシックバレエのくるみ割り人形を劇場で見てみてください。